6月13日9時49分配信 日刊スポーツ

 伝説の武藤敬司(44)−高田延彦(45)戦が、姿を変えて再現される可能性が浮上した。ハッスルエンターテインメントの山口社長が12日、11月開催予定のハッスルマニアで、武藤の化身グレート・ムタと、高田の友人・高田総統の化身ザ・エスペランサーとの対戦を計画していることを明かした。武藤も前向きで、ハッスル・エイド(17日、さいたまスーパーアリーナ)でRGと組み、インリン様、TAJIRI組と対戦するムタの動向が注目される。
 かつて「世紀の一戦」と呼ばれた黄金カードが、プロレス人気復活の切り札として、実現へ動き始めた。95、96年の2度のシングル対決で、計13万人以上の観衆を集めた武藤−高田戦。今回のムタのハッスル初参戦で、ムタ−エスペランサーの、化身対決を望む声が高まってきた。山口社長は「ファンが待ち望んでいた夢対決を、ハッスルマニアでやりたい」と明言した。
 これを受けたムタの代理人武藤は、まんざらでもない様子だった。「あの2試合はオレのキャリアの中でも特別。日刊スポーツには表裏の1面を使って載ったし、うれしかったな」と笑って答えた。さらに「化身対決? こっちは20年以上やってきた。1年程度のあちらと経験が違う」と、早くも対抗心を見せていた。
 武藤&ムタはこれまでもハッスルへの参戦を熱望されていた。武藤は「全日本でしか武藤は見られないという希少価値をつくりたかった。でもハッスルの元となったWRESTLE−1にはオレも立ち会ったし、協力すべきと思い始めた。賛否両論あるだろうが、まずは1度出てみないとな。吸収すべきところもある」と参戦の理由を話した。
 今回のハッスル・エイドで、強烈な印象を与える準備は万全だ。ムタにとってインリン様は初の女性との対決となるが「あそこに毒霧をかけてやる。しかも特殊なにおい消しの毒霧を」と、ノリノリでセクハラ攻撃を予告。ファンから継続参戦の声が上がると確信している。
 高田総統の参謀インリン様に勝てば、ムタ征伐のためエスペランサーが登場するのは自然な流れ。11年10カ月ぶりの“再戦”が、現実味を帯びてきた。

☆☆☆

IGF関係やハッスルにクロマティ参戦など、書こうかなと思ったネタが無かった訳ではないのですが、どうも今ひとつだったんですよね。
しかーし、ムタvsエスペランサーについては書かなきゃあかんやろ!という感じです。
私の人生においてプロレスで1番熱くなったのは、もちろん初代タイガーの時代。
で2番目は何か?と考えた結果、あの長州ー高田の電話対談で劇的に決まった新日vsUインターの対抗戦時代かもしれません。
当時の新日は闘魂三銃士がバリバリのトップでIWGPヘビー級王者は武藤。
かたやUインターは高田が一部で最強説のあった北尾やベイダー、ボクサーのバービックなどを次々と撃破。
「最強」を謳い文句に一世を風靡していました。
で急転直下の東京ドーム決戦!
メインはIWGPをかけてのトップ同士の戦い、武藤vs高田でした。
私は初代タイガー以来の新日派でしたから、もちろん武藤を応援していましたが、アメリカナイズされたファイト・スタイル故、どちらが強いかと聞かれれば、やっぱり高田だろうなと思っていました。
しかーし、ドラゴン・スクリューで高田の膝を痛めつけ、足4の字固めをがっちりと決め武藤の勝ち!!
思えば、この時、4の字固めは必殺技として蘇ったのです。
今でもドラスクからの4の字は武藤の代表的なムーブですね。

そうそう、この日、200%男こと安生と対戦後の長州が「キレてないですよ」と今ではすっかり小力ネタと化したコメントを言ったんですよね。

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この後、再戦でベルトは高田に移り、なんとか新日に至宝を取り戻そうと王者・高田の刺客として選ばれたのが三銃士の中では強さの象徴であった、今は亡き破壊王・橋本真也でした。
東京ドームで行われたIWGPヘビー級戦、高田vs橋本を私は生観戦しました。
最後は橋本の必殺技、垂直落下式DDTで見事、ベルトは新日に返ってきました。
大熱狂したのを覚えています。
この日、たしか武藤は化身・ムタで、これまた新崎人生の化身であるハクシと対戦していたと思います。

ムタvsエスペランサーは武藤vs高田を知る者としては期待半分、不安半分ってところです。
もの凄くスイングした良い試合になるか、全くのつまらない試合になるか、どちらかのような気がしてなりません。
感情を出せないキャラクター対決というところが最大の不安ですよ。
まだ対戦が決まった訳ではありませんけどね。

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