3月30日のアレナ・メヒコ金曜定期戦のメインで行われた王者ボラドールJr.選手vs挑戦者マット・ターバン選手のNWA世界ヒストリック・ウェルター級カンペオナート。
2014年8月にラ・ソンブラ選手を破り同タイトル2度目の戴冠以来、実に3年7ヶ月の長きに渡り19度の防衛を誇るボラドール選手がまさかの王座陥落。
提携団体ROHから2度目のCMLL遠征となったマット・ターバン選手が第8代新王者となりました。

4F9A0E56-B3D9-4111-975D-EE30DBB204DD


1時間41分頃からがNWA世界ヒストリック・ウェルター級戦

ボラドール選手のセコンドは甥のフライエル選手、テクニコとしてCMLL参戦していたターバン選手にはトランプ大統領の顔がプリントされている星条旗を振る同じアメリカ人でルードのサム・アドニス選手が付き、ボラドール選手が白ベースに緑と赤のメキシコ国旗カラーのコスチュームを着用してきたこともあり、闘いの構図はメキシコvsアメリカとなりました。
1本目はボラドール選手がバッククラッカーで早々に先取。
2本目はフロッグスプラッシュでターバン選手が取り返しました。
互いに得意技で1本ずつ取った後の決勝の3本目は一進一退の攻防。
若干、ティランテスレフェリーの疑惑のカウントもありましたが、勝負の分かれ目はトップロープ上の攻防だったように感じます。
コーナー上のターバン選手をスパニッシュフライで仕留めんとロープを上がったボラドール選手をターバン選手が撃墜し、ボラドール選手は急所を痛打。
そのままトップロープに足を掛け、ターバン選手必殺のクライマックスが決まり、見事に3カウント奪取、ボラドール選手の長期政権に終止符を打ちました。
ベルトを手にしたターバン選手は感極まった表情を見せベルトにキス。




もともとは「NWA世界ウェルター級」だったものを2010年8月に現在の「NWA世界ヒストリック・ウェルター級」と改称し、ベルトのデザインも一新したタイトル。
初代王者がメフィスト選手、2代と6代がラ・ソンブラ選手、3代ネグロ・カサス、4代マスカラ・ドラダ選手、5代と7代がボラドール選手とCMLLのトップ選手が巻いてきたベルトに初の外国人王者が誕生しました。




そして、新王者ターバン選手のCMLL遠征はタイトル奪取した30日のアレナ・メヒコ金曜定期戦で終了、アメリカROHへ帰ります。
CMLL側から見ればタイトルの海外流出。
タイトル奪還へROHへとルチャドールを送り込むのか?
送り込むのなら前王者ボラドール選手なのか?
それとも別の選手となるのか?
ROHのリングでアメリカ人選手を挑戦者に迎えて防衛戦が行われることもあるかもしれません。


人気ブログランキングへ にほんブログ村 格闘技ブログ プロレスへ blogram投票ボタン