8月14日のアレナ・メヒコ火曜定期戦のセミに組まれた第6代王者エチセロ選手vs挑戦者ストゥーカJr.選手のNWA世界ヒストリック・ライトヘビー級カンペオナート。

NWA世界ヒストリック・ライトヘビー級王座戦は1時間32分頃から

ストゥーカ選手のセコンドには同郷のブラック・パンテル選手が付きましたが、エチセロ選手にはなぜかセコンドなし。
ベテラン同士のじっくりとした攻防で始まった1本目は全く身動きが取れない難解なジャベでエチセロ選手が先取。
2本目はストゥーカ選手がラ・カシータ (ラ・マヒストラル) で丸め込み、決勝の3本目へ。
2本目の勢いのまま得意の空中戦で攻め込むストゥーカ選手。
なんとかペースを掴み返さんするエチセロ選手。
トルペド・スプラッシュ、コンフーロと互いに得意の決め技を繰り出すも勝負は決まらず、最後はストゥーカ選手がルーシュ・ドライバーと同じ技でエチセロ選手をマットに突き刺し、だめ押しのトルペド・スプラッシュでついに3カウント。
最後のトルペドはうつ伏せ状態のエチセロ選手に放ったもので、今年のG1を制覇した棚橋弘至選手ならば対戦相手を仰向けにひっくり返して、もう1度ハイフライフローに行くところ。
ストゥーカ選手のトルペドが決まった瞬間は棚橋選手と同じムーブに行くとばかり思いました。
しかし、ヒットした後にストゥーカ選手が大きくバウンドしている間にエチセロ選手が半回転して、そのままフォールの態勢へ。
エチセロ選手から手渡されたベルトをストゥーカ選手が掲げると観客からのおひねりがリングへと投げ込まれました。

エチセロ選手は2016年11月にレイ・ブカネロ選手から奪取して約1年9ヶ月、7度目の防衛に失敗。
今月4日にはROHからの刺客クリストファー・ダニエルズ選手相手に防衛したばかりでした。

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ストゥーカ選手は2017年3月に同タイトルに挑戦以来2度目の挑戦で見事に第7代新王者の栄冠を掴みました。
ストゥーカ選手はウルティモ・ゲレーロ選手の保持するNWA世界ミドル級王座にも2016年5月と今年5月に2度挑戦。
あと1歩のところまで追い詰めるも惜敗続きでした。
ストゥーカ選手のタイトル獲得歴を確認してみるとフラッシュ (現フエゴ) 選手とのアレナ・コリセオ・タッグなどのローカルタイトルを除くとメジャータイトルはやはりマスカラ・ドラダ (現グラン・メタリク) 選手とメトロ (現ディアマンテ・アスール) 選手と2010年に保持していたナショナル6人タッグのみ。
NWA世界ヒストリック・ライトヘビー級奪取が初のシングルのメジャータイトル獲得となりました。
「CMLLに上がるのは大変。でもCMLLに上がり続けることはもっと大変」
OKUMURA選手がよく語られるこの言葉が脳裏に浮かぶ、そんなストゥーカ選手の戴冠劇でした。

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Muchas felicidades Stuka!!





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