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3月19日のアレナ・メヒコ火曜定期戦のメインで王者メフィスト選手vs挑戦者ドラゴン・リー 選手のCMLL世界ウェルター級王座戦が行われました。
前週12日のミスティコ選手&ドラゴン・リー 選手&ディアマンテ・アスール 選手vsミステル・ニエブラ選手&メフィスト選手&レイ・ブカネロ選手でメフィスト選手から勝利したドラゴン・リー 選手が試合後のリング上での挑戦表明を受けてのもの。

CMLL世界ウェルター級王座戦は1時間50分19秒から

王者メフィスト選手のセコンドは父カオス選手、挑戦者ドラゴン・リー 選手のセコンドは兄ミスティコ選手でした。
一本目はメフィスト選手、2本目はドラゴン・リー 選手が互いに対戦相手の一瞬の隙をつく押さえ込みで取り合った後の勝負の3本目は両者ともに得意技、必殺技を繰り出しカウント2で返す白熱の展開。
メフィスト選手のコーナートップからのデビルス・ウイングスが決まった時にはこれで勝負あり、メフィスト選手の防衛かと思いましたが、これさえもカウント2で跳ね返したドラゴン・リー 選手が最後はデスヌカドーラの体勢からみちのくドライバーで叩きつけて熱戦にピリオドを打ちました。
健闘を称え合う両者に観客から大量のおひねりが降り注ぎました。

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第33代CMLL世界ウェルター級王者となったドラゴン・リー 選手はCMLL世界ライト級と合わせて二冠となりました。
なお、入場時に持参したベルトは右手の赤いベルトがMLA (Mucha Lucha Atlanta) ヘビー級、左手の黒いベルトがKOI (KING OF INDIES) のベルト。
なぜCMLL世界ライト級のベルトは持参しなかったのかは不明ですが、ローカルプロモーションのものを含めるとドラゴン・リー 選手は実に4本ものベルトを保持しています。

残念ながら敗れた前王者のメフィスト選手は2016年5月にマスカラ・ドラダ選手からタイトル奪取後、2年10ヶ月の長きにわたり王者に君臨してきましたが、14度目の防衛に失敗。
この間に退けてきた挑戦者はカリスティコ選手やネグロ・カサス選手、ミスティコ選手、ストゥーカJr.選手、ソベラノJr.選手、ティタン選手など錚々たる顔ぶれでした。

4月6日にマディソン・スクエア・ガーデンで石森太二選手のIWGPジュニアヘビー級王座挑戦が決定しているなかで負けられない闘いを制したドラゴン・リー 選手。
IWGPジュニアに最も近いルチャドールの戴冠を期待せずにはいられません。
1999年のフベントゥ・ゲレーラ選手、2009年の初代ミスティコ (現カリスティコ) 選手に続くIWGPジュニアヘビー級史上3人目のメキシコ人王者誕生なるか?
…とこれを書いていて、ちょうど10年に1人メキシコ人王者が誕生していることに気づきました。
今年は初代ミスティコ選手の戴冠からちょうど10年。
もちろん、もう1人の挑戦者バンディード選手もメキシコ人ですが。
今、ドラゴン・リー 選手の頭にはマディソンでIWGPジュニアを奪取して初防衛戦の相手に相思相愛の最高のライバル“GATITO”を指名することしかないような気がしています。
メキシコで生まれた名勝負数え唄が新たな局面で再び奏でられることを期待しています。


そして、この日もう1つ見逃せない出来事がありました。
それは第4試合に出場したカワト・サン選手の出で立ち。

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昨年2月2日にアレナ・メヒコでCMLLデビュー以来、白と赤の日の丸カラーの入場コスチュームとパンタロンで闘ってきたカワト選手が髪の毛の色と合わせたのか?青を基調としたコスチュームに一新。
青と白銀のハーフカラーの入場コスチュームにこれまでのパンタロンスタイルからロングタイツとなり足元は黒のニーパッドとレガースが剥き出しとなりました。
ロングタイツもニーパッド、レガースも文字や模様は一切なし。
日本もメキシコもコスチュームが複雑に、豪華に、派手になる一方で、こうした懐かしさを感じさせるシンプルなデザインは逆に目立つと思います。
足元がスッキリしたからか、ニーパッドとレガースの黒のせいなのか、カワト選手が得意とする蹴り技が以前よりも鮮やかに映えていたように感じました。
ここのところアレナ・メヒコ火曜定期戦のセミに出場する機会も増え、徐々にポジションを上げてきています。
大阪府池田市出身で同郷の大先輩OKUMURA選手は虫垂炎で欠場中。
孤軍奮闘する日本人ルチャドールの進化にも期待しています。