ティニエブラス ティニエブラスJr.ティニエブラスミル・マスカラス ドス・カラス ティニエブラス1939年6月8日生まれ
メキシコシティ出身
1971年8月20日アレナ・メヒコでデビュー
190cm/109kg

今回のマスクはメヒコのレジェンド、ティニエブラス。
“仮面貴族”ミル・マスカラスのキャラクターを考案した「ルチャリブレ」誌のバレンテ・ペレス編集長がマスカラスの敵役のルードとして生み出したのがティニエブラス(=「暗黒」の意)でした。
まさにマスクが暗黒そのもので顔前面に張られたメッシュで目も鼻も口も見えないデザイン。
ルードとして誕生したティニエブラスがマスカラスを上回る体型とルチャ漫画「ティニエブラス」の人気沸騰により、ずーっとテクニコ(昔でいうとリンピオですね)で通してきた・・・と一応、調べました(^_^;)

新日本プロレスやW★INGに参戦経験があり、日本では“暗黒の獅子王仮面”がニックネームだったようです。
ティニエブラスの前に「エル・レオン」が付く名前に聞き覚えがあるのは、このニックネームに起因するのかもしれませんね。

子供の頃に衝撃を受けたのがなんと言っても、マスクのデザインです。
いったいこれはどうなっているのだろうと。
そしてメキシカンとしては大きい190cmの均整のとれた体型。
そしてマスコットのアルーシェの存在。
今のようにインターネットによって異国の地の情報が瞬時にわかる時代ではなかったので、雑誌を見て「このルチャドールはどんな選手なんだろう」とワクワクしていました。
で、動画を探してみるとファンが撮影したような近年の試合がいくつかあるのみで全盛期のモノはあまりありませんでした。
当時のメキシコはルチャのテレビ放送が無かったから仕方ないですね。
昨年、発売されたDVD「最強マスクマン烈伝」にも新日参戦時の映像は無し。
そこで、これはきっとルチャ映画の1シーンだと思われますが、1973年にグアテマラでのマスカラスとのタッグを。




トレードのオーバーマスクの下に鮫口という最近とは逆パターンのマスカラスが新鮮!
マスカラスの鋼の肉体もカッコいいが、ティニエブラスの長身もやっぱりカッコいいですね!

それではマスクです。
所有しているのは近年の模様が追加されたタイプで黒地に光の加減で7色に光るスパンコール生地に金縁。
メッシュの部分はメタルジャージになっています。
入手した数年前はドクトル・ワグナーJr.に代表されるマスクにコレでもかと模様が入っている方が好きでしたが、最近はずいぶんと落ち着きまして、初期のごくごくシンプルなタイプも良いなぁなんて思っています。



  

  


フラッシュ使用で撮影していますのでメタルジャージの部分が透けてわかりやすいと思いますが、メタルジャージの下に目、鼻、口の開いた革・合皮が敷かれ、メタルジャージが破かれたとしても、すぐに素顔が出て来ない構造になっています。
このマスクの構造、発想はメヒコが生んだルチャ・マスカラの傑作だと個人的には思います。
そして現在、この構造はマスカラ・ドラダに継承されていますね。
もっともドラダのオリヒナルはミニの方のマスカリータ・ドラダですけどね(^_^;)


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