メキシコ時間で10日正午から行われたCMLLのアニベルサリオのカード発表会見。
日本時間では11日午前2時からと深夜の会見でしたが、今年から制定された祝日、山の日からのお盆休みということもあり、オンタイムで視聴しました。
正直言って、気になって気になって寝ている場合ではありませんでした。



ラ・マスカラ ドラゴン・リー
創立83周年を飾るCMLL年間最大興行アニベルサリオの全対戦カードは以下の全6試合。
(左側がテクニコ・テクニカ、右側がルード・ルーダ)

第1試合
マルセラ&プリンセサ・スヘイ&ジュビア vs アマポーラ&ダリス&セウシス

第2試合
マキシモ・セクシー&マルコ・コルレオーネ&ストゥーカJr. vs ショッケル&メフィスト&エフェスト

第3試合 カベジェラ・コントラ・カベジェラ
スペル・クレイジー vs レイ・ブカネロ

第4試合
アトランティス&カリスティコ&マスカラ・ドラダ vs ネグロ・カサス&フェリーノ&バルバロ・カベルナリオ

第5試合 CMLL世界6人タッグ選手権
(王者組) ボラドールJr.&ミスティコ&バリエンテ vs ウルティモ・ゲレーロ&エウフォリア&グラン・ゲレーロ (挑戦者組)

第6試合 マスカラ・コントラ・マスカラ
ドラゴン・リー vs ラ・マスカラ


会見の冒頭にはROHとの提携強化とアニベルサリオ翌週の9月9日からマット・ターバン選手の参戦が発表されました。

カリスティコ
間もなく5年7ヶ月ぶりの日本飛来を控えるカリスティコ選手が登場。

スペル・クレイジー レイ・ブカネロ
そして、第3試合のカベジェラ戦で激突するクレイジー選手とブカネロ選手が調印。

ドラゴン・リー
ラ・マスカラ
最後にドラゴン・リー選手とラ・マスカラ選手が登場し、やはり噂通りにこの2選手がメインでマスカラ戦を行うことが発表されました。

実に厳選された全6試合。
今年も年間最大興行アニベルサリオ出場は狭き門になりました。

第3試合は現在リーガ・エリーテを中心にCMLL本体の興行にも出場しだし、日本でも有名なクレイジー選手がブカネロ選手とカベジェラ戦で激突。
もともとはマスクマンだった両者のカベジェラ戦の戦績を調べてみるとクレイジー選手が4勝2敗で最新は今年2月にアレナ・メヒコでフェリーノ選手の髪を刈っています。
一方のブカネロ選手は5勝4敗 (タッグマッチも含む) で最新は昨年3月にテリブレ選手と組み、ボラドールJr.選手&マキシモ選手に敗れて丸坊主になっています。
ブカネロ選手は髪が伸びてくると定期的に丸坊主にされてしまう印象がありますが、果たして今回はどうなるのでしょう?

第4試合にはここのところCMLL本体のアレナ・メヒコ大会にはご無沙汰のカリスティコ選手がアトランティス選手、マスカラ・ドラダ選手とのトリオでアニベルサリオに出場するのは嬉しい限り。
WWE移籍の噂が絶えないドラダ選手も出場するということは噂はあくまでも噂に過ぎないのでしょうか?

セミは新スカイチームに8月21日のスーパーJカップに揃って来日するロス・ゲレーロス・ラグネロスがCMLL世界6人タッグタイトルに挑戦。
2014年3月にミスティコ選手&マスカラ・ドラダ選手&バリエンテ選手のトリオ、ロス・エステタス・デル・アイレからこのタイトルを奪取し、昨年2月に現王者組に明け渡したのが、ゲレーロスのウルティモ・ゲレーロ選手&エウフォリア選手&ニエブラ・ロハ選手でした。
今回はニエブラ・ロハ選手からグラン・ゲレーロ選手に交代したトリオで2度目の挑戦となります。

そして大注目のメイン。
マスカラ選手のロス・インゴベルナブレス離脱から始まったマスカラ選手とルーシュ一族ディナスティア・ムニョスの抗争の1つの決着戦をついに迎えます。
最も因縁深き兄ルーシュ選手ではなく、父ピエロー選手でもなく、兄ミスティコ選手でもなく、末弟のドラゴン・リー選手が一族の怨敵に先陣を切って闘いを挑みます。
この2人のマスカラ戦の戦績を調べるとマスカラ選手は前名のブラソ・デ・オロJr.時代も含めて3戦全勝、最新のマスカラ戦は2011年6月にアベルノ選手に勝利。
ドラゴン・リー選手は昨年3月のカマイタチ選手のマスクを奪った一戦のみ。
かつて幾多のドラマを生んできたアニベルサリオのメインの舞台に立つ2人。
マスカラ選手はキャリア16年の34才。
名門ブラソス一族でもともと期待された存在ではありましたが、着々と経験を積み、インゴベルナブレス離脱後、さらに制御不能な闘いぶりで一躍話題の中心に躍り出ました。
ドラゴン・リー選手はキャリア2年で若干21才。
昨年から今年にかけて最高の好敵手カマイタチ選手との激闘、名勝負数え唄を繰り広げ、スペル・エストレージャへの階段を一気に駆け上がりました。
対照的なルチャドール人生を歩んできた両者が最高の舞台に立つ今年のアニベルサリオはCMLL新時代の幕開けを告げるカードに思えてなりません。
マスクマンの生命であるマスクを、そしてルチャドールとしての誇りを賭けた大一番を見守るしかありません。




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