バリエンテ

ライガー選手がアレナ・メヒコの前日に“DREAM MATCH”出場

7月19日のアレナ・メヒコ金曜定期戦でカリスティコ選手、ウルティモ・ゲレーロ選手、ネグロ・カサス選手との変則4WAYマッチが発表された獣神サンダー・ライガー選手。
現役生活最後となるメキシコ遠征はCMLLのルチャの殿堂だけではありません。
アレナ・メヒコ出場の前日18日にはアレナ・ロペス・マテオスでの興行に参戦が決定していましたが、その対戦カードが発表されました。

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ライガー選手はもちろんメインに登場し、ミスティコ選手、バリエンテ選手とのトリオでカリスティコ選手、バンディード選手、ティタン選手と6人タッグで対戦。
超豪華なまさしく“ドリーム・マッチ”が実現します。
ライガー選手とトリオを結成するミスティコ選手、バリエンテ選手、そして対戦するカリスティコ選手、バンディード選手、ティタン選手の5人が5人とも奇しくも新日マット経験者。
観戦するメキシコのファンはもちろんのこと、試合に出場する5選手も今からきっとわくわくしていることでしょう。
“神の子”カリスティコ選手は2日続けてライガー選手と対戦することになりました。

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獣神最終章メキシコ編の幕開けは刻一刻と近づいています。




内藤選手参戦!3月29日アレナ・メヒコ金曜定期戦の対戦カード

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春の大一番オメナヘ・ア・ドス・レジェンダスから2週間後の3月29日のアレナ・メヒコ金曜定期戦の目玉は新日本プロレス、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの内藤哲也選手の出場。
毎年インゴベルナブレス原点の地アレナ・メヒコに帰って来る内藤選手の対戦カードが発表されました。
内藤選手はもちろんメインに登場、ロス・インゴベルナブレスの盟友であるルーシュ選手&テリブレ選手とのトリオでカリスティコ選手&ボラドールJr.選手&バリエンテ選手と対戦します。

3月15日に開催されたオメナヘ・ア・ドス・レジェンダスでインゴベルナブレスのテリブレ選手&ラ・ベスティア・デル・リング選手がニエブラ・ロハ選手&アンヘル・デ・オロ選手の兄弟とのカベジェラス・コントラ・カベジェラスに敗退し、髪を刈られました。
オメナヘから2週間後の内藤選手のアレナ・メヒコ参戦はこの抗争を引きずって内藤選手が加わったインゴベルナブレスとロハ選手&オロ選手との対戦が組まれるものと予想していました。
2009年のNO LIMITのCMLL武者修行時代に内藤選手とプライベートで最も仲が良かったというロハ選手&オロ選手との対戦ももちろん楽しみでしたが、発表されたカードは絶大なる人気を誇るCMLLテクニコのツートップであるカリスティコ選手とボラドール選手との対戦。
「楽しくて楽しくて仕方ない」という内藤選手の感情がライブ配信でも伝わってくる毎年のアレナ・メヒコ登場。
ルーシュ選手とテリブレ選手もいつも以上に制御不能に暴れるでしょう。
迎え撃つカリスティコ選手&ボラドール選手&バリエンテ選手はアレナ・メヒコで主役の座は渡すまいと俄然燃え上がること必至。
実に刺激的なカードで当日のライブ配信が本当に楽しみです。


また、前週22日のマッチ・レランパゴでバルバロ・カベルナリオ選手に勝利したフォラステロ選手のタイトル挑戦表明が通り、29日のセミでカベルナリオ選手の保持するナショナル ・ライトヘビー級王座にフォラステロ選手が挑戦します。
昨年11月にCMLLの象徴アトランティスからベルト奪取後の初防衛戦。
カベルナリオ選手は日本での闘いはどこかコミカルな部分が目立ちますが、誰が相手でも名勝負を繰り広げる実力者。
一方のフォラステロ選手はいとこのサンソン選手&クアトレロ選手とのラ・ヌエバ・ヘネラシオン・ディナミタでは一歩引いたサポート役に徹しているような気がしてなりませんが、この人も試合巧者。
実力者同士のルード対決となる王座戦にも注目しています。




レインメーカー圧巻のCMLLデビュー

8月17日のアレナ・メヒコ金曜定期戦の最大の注目は新日本プロレスのオカダ・カズチカ選手の原点の地メキシコ凱旋。

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オカダ選手はウルティモ・ゲレーロ選手&ネグロ・カサス選手と組み、ミスティコ選手&ディアマンテ・アスール選手&バリエンテ選手とセミで対戦。

オカダ選手出場のセミは1時間21分から

最新の編曲された入場テーマ曲で“ルチャの殿堂”に11年ぶりに姿を現したオカダ選手は風船は持たずに正調のガウンを着用していました。
この試合に登場したルチャドール5人は全員が新日マット経験者。
オカダ選手と組んだウルティモ・ゲレーロ選手とカサス選手は親日家として知られます。
テクニコvsルードの図式ながら、オカダ選手のルード側にそれほどのブーイングが飛ばなかったのは絶大な人気を誇るベテランルード2人とのトリオだったからかもしれません。
ファンタスティカマニアの常連選手であるウルティモ・ゲレーロ選手とは毎年組んでいるだけに抜群の連携を見せてくれました。

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ミスティコのマスクを破かんとするメキシコならではの光景以外はフラップジャック、リバースネックブリーカー、ドロップキック、フィニッシュのレインメーカーと日本でお馴染みの技を繰り出しつつも何の違和感もなくルチャリブレに順応するオカダ選手の凄さを改めて実感。
この辺りの話は後ほど紹介する試合後のインタビューでオカダ選手自身が語っています。
得意技のうちツームストンパイルドライバーだけは出さなかったのはメキシコではマルティネーテと呼ばれるこの技が禁じ手で即反則負けとなるからでしょう。
「ここメヒコはオレの縄張り」とばかりに兄ルーシュ選手譲りの負けん気の強さを見せたミスティコ選手を振り切り、最後はレインメーカーで勝利。
勝負が決まった後に熱くなったディアマンテ・アスール選手に突っかかられる一幕もありました。

この試合の画像はCMLL公式HPにあります。
「LUCHA SEMIFINAL」をクリックorタップしてください。 (次の24日アレナ・メヒコ金曜定期戦戦の後に更新されると見られなくなります)

快勝に大はしゃぎのオカダ選手、ウルティモ・ゲレーロ選手、カサス選手のバックステージインタビュー動画。

そして、こちらが通訳の方が入り日本語でメキシコの各種メディアのインタビューを受けるオカダ選手の動画。
「ずっと憧れていたCMLLのアレナ・メヒコ」
「オカダ・カズチカ=メキシコで学んだこと」
「ルチャリブレの血が流れている」
などなど印象に残る言葉の最後はスペイン語で締めくくると思わせてからの「どうもありがと…」で取材陣の笑いを引き出し、オカダ選手が心からCMLLのリングを楽しんだことが伝わってきました。
今回は1試合のみの参戦でしたが、次の機会には数週間の遠征で様々なルチャドールと組み、また闘って欲しいと思います。

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オカダ選手への応援ボードを掲げる観客もちらほら見受けられました。
ニュージャパンのスペル・エストレージャを大歓迎してくれるメキシコのファンの姿に新日本プロレスとCMLLの交流が更に深まり、選手の往来が増えることを願わずにはいられません。




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オカダ選手が出場する17日アレナ・メヒコ金曜定期戦のカードが変更に

新日本プロレスからオカダ・カズチカ選手が参戦することで注目の8月17日のアレナ・メヒコ金曜定期戦。

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当初発表された対戦カードはこちら↑でしたが

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CMLLではこういうことがよくあるのですが、こちら↑に変更となりました。

メインに出場予定だったキング・フェニックス選手が抜けて、フェニックス選手の所にセミに出場予定だったカリスティコ選手。
セミに出場予定だったカリスティコ選手の所に第3試合に出場予定だったディアマンテ・アスール選手。
第3試合に出場予定だったディアマンテ・アスール選手の所に第2試合に出場予定だったゲレーロ・マヤJr.選手。
第2試合に出場予定だったゲレーロ・マヤJr.選手の所に当初のカードには名前がなかったエスフィンへ選手が入りました。
このカード変更により、セミでオカダ選手が対戦することになるのはミスティコ選手&ディアマンテ・アスール選手&バリエンテ選手となりました。
オカダ選手に上背では劣るものの鍛え上げられた屈強な肉体と圧巻のパワーを誇るディアマンテ・アスール選手はアマチュアレスリングをバックボーンのルチャドール。
2012年のWORLD TAG LEAGUEにルーシュ選手とのタッグで参戦し、これが今までキャリアの中で唯一の来日です。




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レインメーカー出場の8月17日のアレナ・メヒコ金曜定期戦の対戦カード

新日本プロレスのオカダ・カズチカ選手が登場する8月17日のアレナ・メヒコ金曜定期戦の対戦カードが発表されました。

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オカダ選手はセミに出場、ウルティモ・ゲレーロ選手&ネグロ・カサス選手とのトリオでカリスティコ選手&ミスティコ選手&バリエンテ選手と激突します。
ファンタスティカマニアで何度も組んでいるウルティモ・ゲレーロ選手、そして今年のファンタスティカマニアに参戦予定も残念ながらケガのため久しぶりの来日が流れてしまったカサス選手。
来日経験が豊富で日本のスタイルをも熟知するトップルード2選手とのトリオは久しぶりのメキシコとなるオカダ選手にとって、この上ない心強いことでしょう。
対戦相手のカリスティコ選手は初代ミスティコ時代に「ルチャバブル」を巻き起こし、今もなお絶大な人気を誇るメキシコの国民的スーパースター。
一昨年は5年7ヶ月ふりの来日をSUPER J-CUP 2016で果たした後、みちのくプロレスのふく面ワールドリーグ戦優勝。
昨年はウルティモ・ドラゴン選手のデビュー30周年記念大会を皮切りに全日本プロレスに参戦しました。
ミスティコのキャラクターを受け継いだ2代目は父がラ・ベスティア・デル・リング選手、兄がルーシュ選手、弟がドラゴン・リー選手というルチャ一族。
ここ数年のファンタスティカマニアにはレギュラー参戦していますので日本のファンの方にもお馴染みの選手だと思います。
バリエンテ選手も新日マット経験者。
一昨年の「CMLL版G1」カンペオン・ウニベルサル優勝者であり、鍛え上げられた重厚な肉体で繰り出す空中弾は圧巻。

8月3日に行なわれた王者マット・ターバン選手vs挑戦者ボラドールJr.選手のNWA世界ヒストリック・ウェルター級王座戦の後、ルーシュ選手がボラドール選手を襲撃したことに端を発する現在進行形の抗争にメインこそ譲りましたが、オカダ選手のCMLL登場はそれに勝るとも劣らないメキシコでも大注目のカードだと思います。

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必殺のレインメーカーが“ルチャの殿堂”を切り裂くか!?
プロレスラーとしての原点の地メキシコでオカダ選手がどんな闘いを繰り広げてくれるのか?
そして、IWGPヘビー級のベルトを失ってからすでに変化しつつあるオカダ選手がメキシコの風に吹かれて、さらに変化するのか?
今までもメキシコ遠征を経てガラリとスタイルを変えて帰国する選手が多いので注目です。

17日のアレナ・メヒコ金曜定期戦は日本時間18日 (土) 午前10時半からライブ配信され、日本でも視聴可能です。






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ロス・インゴベルナブレスがCMLL世界タッグ王座強奪

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7月13日のアレナ・メヒコ金曜定期戦はアトランティス選手のデビュー35周年記念大会。

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セミのアトランティス選手&ラヨ・デ・ハリスコJr.選手&オクタゴン選手vsウルティモ・ゲレーロ選手&フエルサ・ゲレーラ選手&マスカラ・アニョ・ドスミル選手の試合前にはアトランティス選手の2人の息子さんもリングに上がり、祝賀セレモニーが行われました。

この日のメインは第38代王者組のボラドールJr.選手&バリエンテ選手がロス・インゴベルナブレスのルーシュ選手&テリブレ選手を挑戦者組に迎えたCMLL世界タッグ王座3度目の防衛戦。

メインのCMLL世界タッグ王座戦は2時間0分位から

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インゴベルナブレスのルーシュ選手とテリブレ選手はお揃いのマスクを被り入場しました。
このマスクをよく見てみると、被った状態で右半分はアメリカに渡った盟友ラ・ソンブラ選手のデザインにルーシュ選手の猛牛の角。
そして左半分はテリブレ選手がかつてマスクマンだった時代のエンヘンドロのデザインでした。
エンヘンドロのマスクデザインはこちらのプロレスカメラマン 大川昇氏のブログ で。

1本目はバリエンテ選手とテリブレ選手の組み合わせで静かなスタート。
これがボラドール選手とルーシュ選手の組み合わせとなると一気に加速。
テリブレ選手がボラドール選手からスタイルズクラッシュ、テリブレ選手がジャイアントスイングでぶん回したバリエンテ選手にルーシュ選手がドロップキックを発射し、インゴベルナブレスが1本先取。
2本目の開始早々に場外戦へとなだれ込み、1本目の勢いのままインゴベルナブレスが連取なるかとも思われましたが、空中戦で流れを変えることに成功した王者組。
コーナー最上段からの雪崩式フランケンシュタイナーでボラドール選手がテリブレ選手を、バリエンテ・ドライバーでバリエンテ選手がルーシュ選手をそれぞれ仕留めて1対1のイーブンに。
決勝の3本目、一進一退の攻防が続きますが、王者組は同士討ちが目立つなか、インゴベルナブレスは鉄壁の連携で徐々にペースを握り、テリブレ選手がバリエンテ選手からハイアングルのパワーボムで3カウント奪取。
しかし、試合に介入したインゴベルナブレス側のセコンドでルチャドーラのコマンダンテ選手とテリブレ選手の同士討ちを誘ったボラドール選手がテリブレ選手を丸め込み、ボラドール選手とルーシュ選手の一騎打ちへ。
コーナー最上段からのスパニッシュフライでボラドール選手の勝利かと思われたところでカウントを取るノリエガレフェリーの足をテリブレ選手が引っ張って阻止。
ノリエガレフェリーがテリブレ選手に気を取られている隙にルーシュ選手がボラドール選手に急所蹴り一閃。
振り返ったノリエガレフェリーが3カウントを数えてルーシュ選手が勝利!

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今年3月にネグロ・カサス選手&ショッケル選手の王座返上を受けて行われた新王者決定トーナメントで優勝し王座に就いたボラドール選手とバリエンテ選手。
その後、4月にぺステ・ネグラのネグロ・カサス選手&バルバロ・カベルナリオ選手、5月にカリスティコ選手&ウルティモ・ゲレーロ選手の挑戦を退けましたが、3度目の防衛に失敗。
ボラドール選手は3月にROHのマット・ターバン選手に敗れてNWA世界ヒストリック王座を失い、ボラドール選手&ミスティコ選手&バリエンテ選手のスカイチームでおよそ2年5ヶ月に渡り保持し、10度防衛していたCMLL世界6人タッグ王座も今月ウルティモ・ゲレーロ選手&エウフォリア選手&グラン・ゲレーロ選手のロス・ゲレーロス・ラグネロスに明け渡しています。

第39代王者組となったルーシュ選手とテリブレ選手はともに2度目のCMLL世界タッグ王座戴冠。
2人の最初のCMLL世界タッグ王座奪取を調べてみると、ルーシュ選手はラ・マスカラ選手と組み2013年10月にレイ・ブカネロ選手&タマ・トンガ選手から奪取し第36代王者組に。
テリブレ選手はタマ・トンガ選手と組み2012年11月にアトランティス選手&ディアマンテ・アスール選手から奪取して第33代王者組となっています。
ちなみに第33代王者組のテリブレ選手&タマ・トンガ選手組から2013年5月に後楽園ホールで勝利して第34代王者組となったのが棚橋弘至選手&獣神サンダー・ライガー選手でした。
ルーシュ選手がマスカラ選手とベルトを保持していた2013年はまだロス・インゴベルナブレスを結成する以前の出来事。
勝敗を度外視して対戦相手を叩き潰すことに重きを置く制御不能軍団ロス・インゴベルナブレスにようやく光り輝くチャンピオンベルトがやって来ました。
今年の上半期、クラネオ選手、そしてエレア・パーク選手と激し過ぎる抗争を繰り広げてきたルーシュ選手がいよいよCMLLの真の主役へと登りつめる時が訪れているような気がしてなりません。
2月に開催されたトルネオ・インクレイブレ・デ・パレハスでのテリブレ選手のインゴベルナブレス加入は本当に大きかったと思います。
自分が前に出ることよりもパートナーを光り輝かせる最強の女房役であるテリブレ選手。
このポジションはゲレーロスのエウフォリア選手と双璧だと感じます。
ルーシュ選手とテリブレ選手の初防衛戦の相手はどのタッグになるのか?
そして9月の年間最大興行アニベルサリオは噂通りにルーシュ選手が主役となるのか?
メキシコの本家ロス・インゴベルナブレスの動向も大注目です。




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クアトレロ選手がマスカラ戦に勝利 アンヘル・デ・オロ選手が素顔に

毎年9月に開催される年間最大興行「アニベルサリオ」に次ぐビッグマッチ、CMLL春の大一番「オメナヘ・ア・ドス・レジェンダス」。
3月16日に開催された今年のオメナヘ・ア・ドス・レジェンダスのメインを飾ったのはアンヘル・デ・オロ選手とクアトレロ選手の20代同士のマスカラ・コントラ・マスカラ。
1月19日ファンタスティカマニア2018後楽園ホールでのCMLL世界ミドル級タイトルマッチの王座移動劇に端を発し、母国メキシコで抗争激化。
敗者はマスクを失う究極の決着戦。
両者の意地と名誉を賭け、死力を尽くした結果はクアトレロ選手の勝利。



昨年、CMLLに彗星の如く登場したヌエバ・ヘネラシオン・ディナミタ。
当初はソベラノJr.選手とのライバルストーリーもあり、兄サンソン選手の方が目立っていましたが、弟クアトレロ選手が大舞台のメインのマスカラ戦勝利という大きな大きな勲章を手にしました。
父はシエン・カラス選手の名門一族の血を継ぐまだ20代前半の若者。
その可能性は無限大。




昨年9月のアニベルサリオで兄二エブラ・ロハ選手がグラン・ゲレーロ選手とのマスカラ戦に敗れてからわずか半年後にマスクを失ってしまったオロ選手。
ロハ選手はマスクを脱ぐ時に父アポロ・チャベスさんをリングに招き入れましたが、今回のオロ選手は父とともに母もリングへと呼び込みました。
家族が見守るなか露わになった表情はマスクを失った悲しみよりも素顔になった今後の決意が漲るものだったように感じました。
本名ミゲル・アンヘル・チャベス・ベラスコ、ゴメス・パラシオ出身の29才、キャリア13年と自らマイクを掴み観客へ伝えました。
この抗争が勃発し、今まではほとんど見せることのなかった感情剥き出しでクアトレロ選手に向かうオロ選手の荒々しい姿は実に魅力的に見えました。
素顔になったことでさらに感情が伝わりやすくなり、且つ兄に負けず劣らずの噂通りのグアポ。
ロハ選手がマスクを失ってから急上昇したようにオロ選手の未来が明るいものになることを願っています。



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マスカラ戦での決着をみたクアトレロ選手とオロ選手はオメナヘ・ア・ドス・レジェンダスの翌日の17日アレナ・コリセオ土曜定期戦を皮切りに18日アレナ・メヒコ日曜定期戦、19日アレナ・プエブラ月曜定期戦とマスカラ戦後3日続けて激突することが決まっています。
20日のアレナ・コリセオ・グアダラハラ火曜定期戦のカードは現在のところ未発表ですので、もしかすると4日連続になる可能性もあり、オロ選手としては再戦に向けて是が非でも一矢報いたいところ。


セミで行われた第38代CMLL世界タッグ王者決定トーナメント決勝戦はボラドールJr.選手&バリエンテ選手がテリブレ選手&レイ・ブカネロ選手に勝利し、新王者となりました。
ボラドール選手は2009年1月にラ・ソンブラ選手とのタッグで同タイトルを奪取して以来2度目の戴冠。
バリエンテ選手は初のCMLL世界タッグ王座奪取。




オメナヘ・ア・ドス・レジェンダスの画像→〈CMLL公式HP〉
オメナヘ・ア・ドス・レジェンダスのダイジェスト動画→〈VideosOficialesCMLL〉


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春のビッグマッチ「オメナヘ・ア・ドス・レジェンダス」全対戦カード発表

通常は開催の1ヶ月程前には発表されるビッグマッチの対戦カード。
今年のオメナヘ・ア・ドス・レジェンダスは2月7日の記者会見でアンヘル・デ・オロ選手vsクアトレロ選手のマスカラ・コントラ・マスカラが発表され、第37代王者組のネグロ・カサス選手とショッケル選手のCMLL世界タッグ王座返上、新王者決定トーナメントが3月2日と9日に予選、16日のオメナヘ・ア・ドス・レジェンダスで決勝戦が行われるスケジュールとなった為に開催直前の全対戦カード発表になりました。




CMLL創始者サルバドール・ルッテロ氏とミル・マスカラス選手の功績を讃える2018年のオメナヘ・ア・ドス・レジェンダスの全対戦カード。

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◎第6試合 マスカラ・コントラ・マスカラ
アンヘル・デ・オロ選手vsクアトレロ選手

ファンタスティカマニア2018のCMLL世界ミドル級王座交代劇から勃発した遺恨の決着戦。
昨年、彗星の如くCMLLに登場したラ・ヌエバ・ヘネラシオン・ディナミタの1人、クアトレロ選手が早くもビッグマッチのメインのマスカラ戦に登場。
昨年9月のアニベルサリオでオロ選手の兄二エブラ・ロハ選手がグラン・ゲレーロ選手に敗れマスクを失ってからまだ半年。
オロ選手にとっては短い期間で兄弟が続けてマスクを失うことは避けたいところでしょう。






◎第5試合 第38代CMLL世界タッグ決定トーナメント決勝戦
ボラドールJr.選手&バリエンテ選手vsテリブレ選手&レイ・ブカネロ選手

2週に渡って行われた予選の結果、勝ち上がって来たのは長年組んでいるこの2チームでした。
ロス・インゴベルナブレス入りしたテリブレ選手がここでも注目。


◎第4試合
アトランティス選手&マット・ターバン選手&二エブラ・ロハ選手vsウルティモ・ゲレーロ選手&エウフォリア選手&グラン・ゲレーロ選手

提携団体ROHからターバン選手がCMLLに再登場し、ロス・ゲレーロス・ラグネロスと激突します。


◎第3試合
ルーシュ選手&ミスティコ選手&ドラゴン・リー選手vsマスカラ・アニョ・ドスミル選手&サンソン選手&フォラステロ選手

ルーシュ選手が「テクニコでもない、ルードでもない」インゴベルナブレスの為か、なかなか組むことのない3兄弟トリオとディナミタ一族の激突。


◎第2試合
マルセラ選手&プリンセサ・スヘイ選手&小林香萌選手vsダリス選手&セウシス選手&ラ・セドゥクトラ選手

現在CMLLに上がっている日本人選手3人のうち唯一、小林選手がアレナ・メヒコのビッグマッチに登場することになりました。
対戦相手には小林選手が照準を定めているCMLL世界女子王者ダリス選手がいます。

◎第1試合
アウダス選手&フライエル選手&スタルJr.選手vsテンプラリオ選手&ヴィールス選手&ディストゥルビオ選手

ファンタスティカマニア2018で初来日し、日本のファンの好感度を上げたスタル選手とディストゥルビオ選手がビッグマッチに名を連ねていることが何より喜ばしい。
そして前名フィエロからキャラクターチェンジしたアウダス選手、マスクとコスチュームを一新したテンプラリオ選手もオープニングマッチにラインナップされ、団体の期待を感じます。




オメナヘ・ア・ドス・レジェンダスは日本時間で3月17日午前11時半からinternetv.tvでライブ配信(有料)されます。


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宇宙一決定戦 トルネオ・カンペオン・ウニベルサル

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“CMLL版G1”とも言われる「トルネオ・カンペオン・ウニベルサル」が6月30日のアレナ・メヒコ金曜定期戦で開幕します。
「トルネオ・カンペオン・ウニベルサル」とは2009年から開催されているトーナメントでエントリーされるのはカンペオン=チャンピオンのみ。
カンペオンの中のカンペオンを決める、まさに最強戦士決定戦。
今年は6月30日に予選1週目、7月7日に予選2週目が行われ、1週目と2週目に勝ちがあった選手が7月14日に決勝戦で激突するスケジュール。
まずは6月30日の予選1週目の参加8選手が発表されました。

●ボラドールJr.選手 (NWA世界ヒストリック・ウェルター級 CMLL世界6人タッグ)
●ドラゴン・リー選手 (CMLL世界ライト級)
●アンヘル・デ・オロ選手 (CMLL世界ミドル級)
●バリエンテ選手 (CMLL世界6人タッグ)
●ネグロ・カサス選手 (CMLL世界タッグ)
●ショッケル選手 (CMLL世界タッグ)
●ルシフェルノ選手 (ナショナル6人タッグ)
●エチセロ選手 (NWA世界ヒストリック・ライトヘビー級)

今年は「カンペオン・ウニベルサル」と合わせて「コパ・ボビー・ボナレス」(ボビー・ボナレス杯) とCMLLの前身であるEMLLの創生期に活躍した選手の名を冠したトーナメントになりました。


予選2週目の参戦選手は例によって発表されてはいませんが、今年は提携団体の新日本プロレス、ROHからの参戦は残念ながらないようですので、現在のタイトル保持者から以下の8選手になると思われます。

●アトランティス選手 (ナショナル・ライトヘビー級)
●ウルティモ・ゲレーロ選手 (NWA世界ヒストリック・ミドル級)
●マルコ・コルレオーネ選手 (CMLL世界ヘビー級)
●メフィスト選手 (CMLL世界ウェルター級 ナショナル6人タッグ)
●ニエブラ・ロハ選手 (CMLL世界ライトヘビー級)
●ミスティコ選手 (CMLL世界6人タッグ)
●ソベラノJr.選手 (ナショナル・ウェルター級)
●エフェスト選手 (ナショナル6人タッグ)


過去8年のカンペオン・ウニベルサルを制し、赤いベルトを腰に巻いた歴代覇者を記しておきます。

2009年 ウルティモ・ゲレーロ選手
2010年 獣神サンダー・ライガー選手
2011年 ラ・ソンブラ選手
2012年 テリブレ選手
2013年 棚橋弘至選手
2014年 ウルティモ・ゲレーロ選手
2015年 アトランティス選手
2016年 バリエンテ選手

王者の中の王者を決めるトーナメントだけあって、ライガー選手や棚橋選手をはじめ、強豪の名が並びますが、その中でも複数年このトーナメントを制覇しているのはウルティモ・ゲレーロ選手ただ1人。
今年、宇宙一の栄冠に輝くのはいったい誰だ!?




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2代目ミスティコ鮮烈デビュー!!

2代目ミスティコようやく大注目の2代目ミスティコのデビュー戦がYouTubeにアップされました!
新時代のミスティコ、デビューの舞台は8月3日(金)“ルチャの殿堂”アレナ・メヒコ、全6試合中の第4試合でした。
対戦カードはアンヘル・デ・オロ&バリエンテ&ミスティコvsメフィスト&エフェスト&エウフォリア。
現地、メキシコ時間の8月3日の夜は時差があるので日本では8月4日。
“マスクの先生”からメールをもらって気付いたのですが、8月4日と言えば1983年、蔵前国技館での寺西勇戦を最後に初代タイガーマスクが突如として引退を表明、姿を消した日。
初代タイガー最後の日にミスティコの2代目がデビュー、初代タイガーと初代ミスティコが2大アイドル、ヒーローの私には実に不思議な感覚でした。



以前にも書きましたが、この動画がアップされる前、デビュー直後に観客席から撮影された動画を見ました。
緊張でガチガチになってもおかしくないシチュエーションで前名ドラゴン・リーの2代目ミスティコは想像を遥かに超える鮮烈かつ華麗にデビュー。
その興奮を現在メキシコ滞在中できっとこの歴史的なデビュー戦をアレナ・メヒコで目撃したであろう“師匠”にメールしました。
翌日、返信がありましたが、ルードの方が好きな“師匠”もやはり2代目ミスティコを大絶賛。
そして最近は寂しかったアレナ・メヒコの客席が、マスカラ・コントラ・マスカラなどが行われるビッグショーでもないのに久しぶりにお客さんで埋まったと教えてくれました。
実際に動画を見てみても、あの時の熱気が戻っているように思います。
2代目ミスティコの入場や攻勢に出るシーンでは女性や子供から黄色い声援が飛び、男性ファンからはちょっとブーイング(笑)
これ完全に初代の頃と同じ熱狂空間で本当に嬉しく思いました。
圧巻は3本目、入場花道を走ってロープを駆け上がり、リング内のメフィストに何かを仕掛けようとするが、破かれたマスクで視界が悪かった為かミスして前転、立て直してメフィストを投げた後、場外のエウフォリアにスワンダイブのシューティングスターアタック敢行!!
犯したミスを帳消しにする見事な場外ダイブ、これは凄い!!

昨年の9月に新日本プロレス公式携帯サイトの「インタビューAREA」のコーナーで内藤哲也がCMLLのオススメの選手としていの一番に名前を出したのがドラゴン・リーでした。
「軽量級なんですけど、飯伏(幸太)を超える男です、これは。凄いですよ、シューティングスタープレス(の回転)で立ちますからね。彼の兄貴でルーシュというのがいるんですけど、彼もなかなかですね。こっちは完全にヘビー級なんですけど、以前、(吉橋)伸雄を丸坊主にした選手です。この兄弟には、ぜひ来て欲しいですね」
この内藤の言葉が脳裏に蘇りました。
この質問したの私ですし(笑)
つくづく2代目がドラゴン・リーで良かったと思いました。
そう簡単でないのはもちろん十分承知ですが、彼ならもしかすると初代を超えるかもしれないと思わせるデビュー戦の内容でした。

もう1つ気になったのは今回は何かと引き立て役、良い兄貴分的な振る舞いに徹していたアンヘル・デ・オロ。
今後はタッグを組む機会が増えそうです。
マスカラ・ドラダ&アンヘル・デ・オロ&2代目ミスティコのヌエボ・スカイチーム的なトリオ結成に期待してしまいますが、一方で初代ミスティコとボラドールJr.のように数年後は骨肉の構想を繰り広げていそうな予感もします。
ドラダもオロもまだまだ若いですが、更に若いスペル・エストレージャ候補の登場にうかうかしてはいられません。

そして、やっぱり気になる2代目のマスクについて。
2代目襲名会見から数々のテレビ出演などのプロモーションで被っていたのは2代目用に作られた物ではないと思いますが、このデビュー戦にはさすがにきっちりサイズの合った銀ラメ、金模様のマスクで登場しました。
初代を作っていたフーリガンやアンヘル・アステカ、ブシオ、ローリンではなく、前名のドラゴン・リーの時代からマスクを供給していた新しいメーカーの物のようです。
今のところ、トレードカラーの銀地に金模様のマスクしか見かけていませんが、こちらは初代と同じように今後は様々なカラーで見る者を楽しませてくれるでしょうね。
ゆくゆくは初代のイメージは残しつつ、2代目独自のデザインも取り入れるようになるのでしょうか?
うーむ、楽しみです!!


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