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今年もCMLL年間最大興行、創立84周年記念のアニベルサリオが幕を下ろしました。
日本時間で午前7時から開始された有料ライブ配信を見届けました。
注目は何と言っても第4試合のプリンセサ・スヘイ選手とセウシス選手、そしてメインのニエブラ・ロハ選手vsグラン・ゲレーロ選手の2つのマスカラ・コントラ・マスカラ。
いつにも増して異様なほどのアレナ・メヒコの観客の大熱狂が伝わってきました。
この2試合はYouTubeのCMLL公式チャンネルでダイジェスト版が既にアップされています。

セコンドはスヘイ選手にショッケル選手、セウシス選手にはネグロ・ナバーロ選手。
1本目はスヘイ選手がウラカン・ラナで先取。
2本目はスヘイ選手の脇固めをセウシス選手が丸め込んで1対1のイーブンに。
決勝の3本目、コーナーからのスパニッシュ・フライでセウシス選手が激勝。
敗れたスヘイ選手は本名エルネスティナ・スヘイ・サラサール・マルティネス (Ernestina Sugehit Salazar Martinez) 、37才でキャリア21年とアナウンスされました。
悔しさを滲ませ、マスクを放り投げて足早に退場していった姿が印象に残りました。

ニエブラ・ロハ選手には弟アンヘル・デ・オロ選手、グラン・ゲレーロ選手には兄ウルティモ・ゲレーロ選手がセコンドに付き、長く続いた因縁抗争の決着戦。
1本目はロハ選手がスワンダイブ・ボディープレスで先取。
2本目はグラン・ゲレーロ選手がジャベで取返す。
決勝の3本目、互いに持てる技を繰り出す一進一退の攻防が続きますが、最後はグラン・ゲレーロ選手がロハ選手をファイヤーマンズキャリーに担いだ体勢から、みちのくドライバーのように叩き付け、スリーカウント奪取。
激闘に終止符が打たれました。
この試合中、もしくはそれ以前から傷めていた膝の負傷をさほど感じさせずに大一番を闘い切ったロハ選手は観客席で息子の闘いを見届けていた父アポロ・チャベスさんをリングに招き入れ、父と弟が見守るなか静かにマスクを脱ぎました。
本名セルヒオ・ライムンド・チャベス (ergio Raymundo Chavez)、31才のキャリア11年であることを自ら明かした素顔のロハ選手はどこかサッパリとした清々しい表情でグラン・ゲレーロ選手にマスクを手渡し、互いに健闘を讃え合う姿が感動的でした。
噂通りのグアポ=イケメンだったロハ選手。
素顔になったことで人気が上がりそうな予感がします。

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マスクを失ったロハ選手とスヘイ選手は翌日のアレナ・メヒコ日曜定期戦でさっそく素顔での第1戦を行う予定。
現在発表されているCMLLの定期戦のカードはアレナ・プエブラ月曜定期戦でグラン・ゲレーロ選手とロハ選手のマノ・ア・マノなど、アニベルサリオのマスカラ戦の続編が組まれています。




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