第5試合 45分1本勝負
MWF王座レジェンドジュニアヘビー級タイトルマッチ
エル・ソラールvsネグロ・ナバーロ
さぁて、いよいよメインイベント!
華麗なるルチャのマエストロ対決、再び!!
最初に入場したナバーロは以前に被っていた緑のチュパカブラスのマスクの下に更にミショネロスと息子トラウマのハーフマスクを被っていました。
対するソラールは赤のスパンコールをオーバーマスクに銀ラメ赤縁の牙付き日墨国旗バージョン!
このカラーリングは今年のドラゴマニアでも被りましたが、Gスピリッツで紹介された「ソラールと名乗った私にとって、ソル・ナシエンテ(陽いずる国=太陽が生まれる所)と言われるハポンには、昔から不思議な縁を感じていました。今回の大震災でハポンが大変な危機に陥ったことに、とても胸を痛めています。私がメキシコで落ち込んだ時に、ハポンのファンや関係者たちにどれだけ励まされたことか。今度は、私がみなさんを元気づける番です。ハポンが生真面目で活力のある国であることを私自身、よく知っています。そのハポンに再生の陽が昇ることを祈り、私、ソラールは遠くから、貴方たちの行く手を感謝の気持ちで照らし続けたいと思います」とのメッセージの通り、日本に対するソラールの思いがこもったハポンカラーなのでしょう。
今までのキャリアではあまり見かけなかったカラーのマスクとコスチュームですが、よく似合っていて本当にカッコ良かったです。
もう、この姿を見ただけで興奮状態に陥り、つい「ソラール!!」と叫んでしまいました(^_^;)
リング上から「ヘーイ!」と親指を立ててリアクションしてくれて、他のお客さんも「ソラール!」と声をかけると、また「ヘーイ!」と。
良い雰囲気で試合が始まりました。
両者が組み合い、投げてジャベに固める。
ジャベを切り返して再びスタンドに。
また、投げを見舞いジャベという昨年のLUCHA FIESTAで見た、あの展開が目の前で繰り広げられ、大興奮!
開始早々は声援を上げていましたが、途中からはあまりの凄さに大感動して声を失い、2人の偉大なマエストロの流れるように続く、華麗なジャベの応酬に見入ってしまいました。
どこかで息切れするのかと心配になりましたが、そんなことはなく、最後まで全力疾走。
ソラールが1956年生まれの56才、ナバーロが1957年生まれで54才。
このグッドコンディションを保つために今でも相当な量の練習をしていることは容易に見てとれます。
この凄すぎる展開に会場は大いに盛り上がりました。
そして私は確信しました。
前回の対決は後楽園ホールという目の肥えた観客が集まっての大歓声でしたが、この日、わかば幼稚園に集った観客はそういうお客さんばかりではありませんでした。
それでもあの時の後楽園ホールに勝るとも劣らない歓声が上がり、試合後は皆、凄いものを見たシアワセ感に包まれて会場を後にしたはずです。
しかも、2人のマエストロが繰り広げたのはご存知の通り、派手な空中戦もなければ、説得力云々で語られることの多い、危険な角度で頭から叩きつける技などありません。
見映えの良さや危険度の高い技を出さずとも見る者を感嘆させ、熱狂空間を生み出せる。
そして、コアなプロレス・ルチャファンはもちろん、この日の普段はプロレスを見たこともない一見のお客さんにも良さが伝わるんだと。
以前はナバーロがコーチを務めていた闘龍門メキシコのジムも閉鎖され、現在はソラール、ナバーロ両選手ともそれぞれの息子(イホ・デ・ソラール、トラウマ1号&2号)以外には後進の指導をしていないそうです。
こんな人間国宝級の素晴らしい2人の技術が伝承されずに根絶やしになってしまうとしたら残念過ぎます。
CMLLだけを見てもトップのラ・ソンブラやマスカラ・ドラダより、こと空中戦だけならばもっと凄い若手もいます。
かつての馬場全日本ではありませんが「皆が空中戦に走るので私ジャベを独占します」的なルチャドールが現れて欲しいと思いますし、かえって異能の存在として目立つような気がします。
試合はソラールが飛びついてから腕を極めてのタップアウト勝利。
ソラールが初代王者となりました。
ちなみにこのベルト、府中プロレスで管理する訳ではなく、ソラールがメキシコへ持ち帰り、あちらで防衛戦を行うようです。
試合後には、もう既にこの対決ではお決まりとなった感もある、おひねりが飛びました。
この後からは、おひねりを投げる観客、サインをねだる観客がリングサイドに集まって来たので、この機に乗じてエプロンサイドで撮影しました。
おかげで選手の前にロープの写らない、ちょっとカッコいい写真が撮れました。
思えば、今年1月のNJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2011でミスティコvsアベルノの最先端ルチャの最高峰の試合を観戦し、7月にはこの府中プロレス旗揚げ戦でソラールvsナバーロのルチャ・クラシカの最高峰を目撃出来ました。
なんとシアワセな1年なのか。
キャパシティーが小さく間近で体感出来たせいもあると思いますが、昨年のソラールvsナバーロを更に上回る今回のマエストロ対決だったと思います!
年に1度でいいから、この対決はまた日本で見たい!
MWF王座レジェンドジュニアヘビー級タイトルマッチ
エル・ソラールvsネグロ・ナバーロ
さぁて、いよいよメインイベント!
華麗なるルチャのマエストロ対決、再び!!
最初に入場したナバーロは以前に被っていた緑のチュパカブラスのマスクの下に更にミショネロスと息子トラウマのハーフマスクを被っていました。
対するソラールは赤のスパンコールをオーバーマスクに銀ラメ赤縁の牙付き日墨国旗バージョン!
このカラーリングは今年のドラゴマニアでも被りましたが、Gスピリッツで紹介された「ソラールと名乗った私にとって、ソル・ナシエンテ(陽いずる国=太陽が生まれる所)と言われるハポンには、昔から不思議な縁を感じていました。今回の大震災でハポンが大変な危機に陥ったことに、とても胸を痛めています。私がメキシコで落ち込んだ時に、ハポンのファンや関係者たちにどれだけ励まされたことか。今度は、私がみなさんを元気づける番です。ハポンが生真面目で活力のある国であることを私自身、よく知っています。そのハポンに再生の陽が昇ることを祈り、私、ソラールは遠くから、貴方たちの行く手を感謝の気持ちで照らし続けたいと思います」とのメッセージの通り、日本に対するソラールの思いがこもったハポンカラーなのでしょう。
今までのキャリアではあまり見かけなかったカラーのマスクとコスチュームですが、よく似合っていて本当にカッコ良かったです。
もう、この姿を見ただけで興奮状態に陥り、つい「ソラール!!」と叫んでしまいました(^_^;)
リング上から「ヘーイ!」と親指を立ててリアクションしてくれて、他のお客さんも「ソラール!」と声をかけると、また「ヘーイ!」と。
良い雰囲気で試合が始まりました。
両者が組み合い、投げてジャベに固める。
ジャベを切り返して再びスタンドに。
また、投げを見舞いジャベという昨年のLUCHA FIESTAで見た、あの展開が目の前で繰り広げられ、大興奮!
開始早々は声援を上げていましたが、途中からはあまりの凄さに大感動して声を失い、2人の偉大なマエストロの流れるように続く、華麗なジャベの応酬に見入ってしまいました。
どこかで息切れするのかと心配になりましたが、そんなことはなく、最後まで全力疾走。
ソラールが1956年生まれの56才、ナバーロが1957年生まれで54才。
このグッドコンディションを保つために今でも相当な量の練習をしていることは容易に見てとれます。
この凄すぎる展開に会場は大いに盛り上がりました。
そして私は確信しました。
前回の対決は後楽園ホールという目の肥えた観客が集まっての大歓声でしたが、この日、わかば幼稚園に集った観客はそういうお客さんばかりではありませんでした。
それでもあの時の後楽園ホールに勝るとも劣らない歓声が上がり、試合後は皆、凄いものを見たシアワセ感に包まれて会場を後にしたはずです。
しかも、2人のマエストロが繰り広げたのはご存知の通り、派手な空中戦もなければ、説得力云々で語られることの多い、危険な角度で頭から叩きつける技などありません。
見映えの良さや危険度の高い技を出さずとも見る者を感嘆させ、熱狂空間を生み出せる。
そして、コアなプロレス・ルチャファンはもちろん、この日の普段はプロレスを見たこともない一見のお客さんにも良さが伝わるんだと。
以前はナバーロがコーチを務めていた闘龍門メキシコのジムも閉鎖され、現在はソラール、ナバーロ両選手ともそれぞれの息子(イホ・デ・ソラール、トラウマ1号&2号)以外には後進の指導をしていないそうです。
こんな人間国宝級の素晴らしい2人の技術が伝承されずに根絶やしになってしまうとしたら残念過ぎます。
CMLLだけを見てもトップのラ・ソンブラやマスカラ・ドラダより、こと空中戦だけならばもっと凄い若手もいます。
かつての馬場全日本ではありませんが「皆が空中戦に走るので私ジャベを独占します」的なルチャドールが現れて欲しいと思いますし、かえって異能の存在として目立つような気がします。
試合はソラールが飛びついてから腕を極めてのタップアウト勝利。
ソラールが初代王者となりました。
ちなみにこのベルト、府中プロレスで管理する訳ではなく、ソラールがメキシコへ持ち帰り、あちらで防衛戦を行うようです。
試合後には、もう既にこの対決ではお決まりとなった感もある、おひねりが飛びました。
この後からは、おひねりを投げる観客、サインをねだる観客がリングサイドに集まって来たので、この機に乗じてエプロンサイドで撮影しました。
おかげで選手の前にロープの写らない、ちょっとカッコいい写真が撮れました。
思えば、今年1月のNJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2011でミスティコvsアベルノの最先端ルチャの最高峰の試合を観戦し、7月にはこの府中プロレス旗揚げ戦でソラールvsナバーロのルチャ・クラシカの最高峰を目撃出来ました。
なんとシアワセな1年なのか。
キャパシティーが小さく間近で体感出来たせいもあると思いますが、昨年のソラールvsナバーロを更に上回る今回のマエストロ対決だったと思います!
年に1度でいいから、この対決はまた日本で見たい!