カネック ヤマト早いもので“メヒコの帝王”カネック10年ぶりの来日、そして息子カネックJr.の初来日した帝王降臨 府中プロレスルチャ新木場1stRING大会から1週間が経ちました。
この大会のメインイベント終了後に興奮収まらないカネックとヤマトの間で互いのマスクとカネックの保持するUWA世界ヘビー級のベルトを賭けてシングルマッチの約束が両者の間でなされました。
大会翌日に発行された11月22日付けの東京スポーツにも「還暦前でも観客を魅了したカネックは止まらない。試合後も長男のカネックJr.に襲いかかるヤマトに、自身が保持するUWA世界ヘビー級王座をかけた一騎打ちを約束。しかも『マスカラ・コントラ・マスカラ』で、来年2月か3月に予定される次回大会での決着戦が確実となった。」と報じています。

し か し !!
驚愕の事実が判明!!
現在のUWA世界ヘビー級王者はカネックではない!!

カネックカネック カネックJr.
今回の来日で持参したこのベルトはミル・マスカラスのIWA世界ヘビー級のように消滅した団体のベルトをカネック自身が所有しているのだとばかり思っていました。
観戦後に撮影した画像を整理、「今回のベストショットはコレ!」とタイトルをスペイン語でつけ、Facebookにコスチュームとベルトを身に付け両手を上げるカネックの入場シーンの画像をアップしました。
すると普段はあまり交流のない友達になっているメキシコのルチャファンから「これは誰が許可したのか?」的なコメントが寄せられました。
翻訳サイトを使っても理解出来ない箇所もあったので「すみません、私は日本人なので、あなたのスペイン語で理解出来ない部分があります」とレスしました。
ちょうどその時、互いにオンラインだったので、その人からチャットで呼びかけられ、翻訳サイトを使いながらスペイン語と英語のちゃんぽんでチャットし、自分でもUWA世界ヘビー級タイトルをネット検索して、ようやくこの人の訴えていることが理解出来ました。
〈UWA世界ヘビー級選手権/Wrestling Title.com〉

ドクトル・ワグナーJr.このタイトルの歴史を繙くと'77年8月に“鉄人”ルー・テーズを初代王者に認定。
UWAと提携関係にあった新日本プロレスのアントニオ猪木(第4代)、藤波辰巳(当時・第9代)、長州力(第7代)が王者に名を連ねています。
管理団体のUWAは既に消滅していますが、その後もタイトル自体は生きていてカネックは通算15度も同王座を獲得していますが、'04年6月18日、アレナ・メヒコでそのカネックから奪取したドクトル・ワグナーJr.が今も防衛戦を行なっている!
一番最近では今年の10月7日にエレア・パークを相手にティファナで17度目の防衛戦を行っています。

チャンピオンベルトの事情に詳しくありませんが、何故か現存するタイトルの実使用のベルトがコレクターの手に渡ったていたりして、要は所有しているルチャドールが売っちゃうんでしょうね(;^_^A
でも新しいベルトが製造されてタイトル自体はちゃんと生きている(笑)

15度戴冠の功績を認められたのか、または何らかの理由でベルトがカネックに寄贈され、それを今回の来日に持参したということでしょう。
王者の系譜を見てみれば、2月か3月に府中プロレスルチャで行われる予定の「決着戦」はどう考えてみても、あくまで「カネック所有のUWA世界ヘビー級ベルト」の防衛戦ということになりそうです。
ワグナー側からクレームが来たりして(汗)

そういえば、大会当日も何試合か進んだ時に普段と変わらぬゴングの音色に「あれ?販売されるはずだった応援用トランペットは!?」と思い出したのですが、これ某ルチャドールが今回来日したルチャドールに持参させる手はずになっていたのにすっかり忘れて日本に届かなかったんだそうです(^_^;)
応援用トランペットといい、カネックのUWA世界ヘビー級チャンピオンベルトといい、なぁ〜んか府中プロレスルチャという団体には不思議とメキシコチックなことが次々と起こります。


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